どしゃ降りでもカッパ着て行くのだ

64歳のアルバイト生活(ブログ名変更考察中)

ブナの木の魅力たるやで書いてみました

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最近ブナの木がタイトルにある本が2冊続けて売れました。何年も書庫に不良在庫として残っていたのです。よかった反面寂しくもあります。ブナの木が好きなので本の仕入れに行ったときブナがタイトルについている本を無条件で仕入れていたのです。売れなくてもいいや的な。だから売れた嬉しさと無くしてしまった寂しさがあります。

ブナという木は某界隈では人気があります。私のようなアプローチではなく、ブナ林が環境保護のシンボルジとして使われることが多いからかもしれません。

ブナは単独で写真集まであります。こんな木はあまり無いでしょう。ざっと検索しただけでも20種ほどありました。きっと買われる方がいるんでしょうね。

でも環境に対する意識がある方以外にはあまり知られていない木でもあります。

 ブナ(山毛欅、橅、椈、桕、橿、学名:Fagus crenata Blume[1])は、ブナ科ブナ属の落葉高木[。落葉広葉樹で、温帯性落葉広葉樹林の主要構成種、日本の温帯林を代表する樹木。種小名の crenata は、「円鋸歯状の」を意味する。

Wikipedia ブナ 2021年5月7日

ブナといえば白神山地が有名です。これはブナの原生林の多くが人間の経済活動によって失われてしまったので、手付かずの原生林が残っている白神山地が注目され図らずもブナ林に日が当たりました。経緯はどうであれユネスコ世界遺産として登録されたことは本当に素晴らしいことです。ギリセーフといったところじゃないでしょうか。

白神山地(しらかみさんち)は、青森県から秋田県にまたがる山地帯の総称。 屋久島とならんで1993年(平成5年)12月、日本で初めてのユネスコ世界遺産(自然遺産)に登録された。 そこには「人の影響をほとんど受けていない原生的なブナ天然林が世界最大級の規模で分布」(世界遺産登録理由)と記されている。白神山地の名称は、昭和29年発行国土地理院地勢図で使われている。また、世界遺産登録以前には弘西山地(こうせいさんち)とも呼ばれていた。

Wikipedia 白神山地 2021年5月7日

 

ブナってこれまで全く使えない木だったのです。しいたけ栽培用のホダ木としてくらいな用途でした。役に立たないからどんどん伐採されて消えていったのでしょう。

ブナの木は非常に重く川を流して搬出することが困難なことから、商取引には向かない資材だった。その上、腐りやすい、加工後に曲がって狂いやすいという性質があり、20世紀の後半まで用材としては好まれなかったが、薪のほか、下等品のための需要はあった。

Wikipedia ブナ 2021年5月7日

ブナは成長してくると根から毒素を出し、近くのブナを駆逐していくそうです。高木なのである程度のスペースを確保しないと大きくなれないからでしょう。ただ、同じ実から発生したブナの木は駆逐しないそうです。DNAを同じくするものは排除対象ではないのです。

近年になってですが菌床栽培のブナシメジがヒットしたことによってオガクズの需要も生まれています。他にもブナの菌床はクワガタ類の幼虫のエサとしても需要があります。どれもみな伐採需要ですが。

生きた木の根に生える根生菌のホンシメジ (Lyophyllum shimeji) と異なり、死んだ木から栄養を取って成長する木材腐朽菌のキノコであるため、人工栽培が容易である。原木栽培と菌床栽培に分けられ、いずれの方法でも栽培可能。 菌床培地材料には、オガクズと栄養材が用いられ、ブナ、カバ等広葉樹が子実体の収量や品質の面から望ましいが、散水堆積処理してあれば、スギ、エゾマツ等針葉樹でも栽培可能。コーンコブミールやコットンハル等の農業および食品製造副産物も活用される。栄養材は、「コメ糠」「フスマ」「大豆皮」「乾燥オカラ」等が用いられる。炭酸ガス濃度や混合割合は、子実体の収量と品質に大きな影響を与える。ヒラタケ等と比較すると害菌抵抗力が弱く、菌床栽培の場合は空調管理された室内で行われる。栽培工場の労働者にブナシメジ胞子が原因と考えられる慢性呼吸器疾患が報告されている。

2018年(平成30年)に日本では117,966トン、506億円が生産された。

Wikipedia ブナシメジの栽培 2021年5月7日

クワガタのエサ↓

 

もう一つ伐採需要でない需要があります。それは盆栽としての需要です。私のアプローチはこちらからです。

ブナ盆栽は主に実生で開始されます。あまり山取りのブナというのは聞いたことが無いのでほぼ実生だと思います。ブナは大木ですから自生しているものは若い木でも背ばかり高くて盆栽としては使い物にならないのではないでしょうか。

盆栽の世界では富士山の主に南側に自生するブナを富士ブナとして重用しています。北海道から九州まで自生している木ですから当然地域差、性の違いが出てきます。富士ブナは幹肌が白くて小葉なため盆栽界隈では特に好まれているのです。

 

実生といってもブナは不作な年が普通なので種子はあまり流通していないようです。私もかなりな数苗を所持しているのですが、これは全て有名園芸店が苗として販売していたのを購入したものです。

一時期ブナの木ばかり育てていたのですが、人生にも波があり、多くは売ってしまったものや一部枯らしてしまったものもあります。その頃の木は全て手元にはありません。どこかの棚場で立派に育っているかもしれません。そうだといいな。

今家にあるのものは2回目の私的ブナブームの時に買いだめしたものです。このブームの後も人生に波があり。東京に出稼ぎ(一部は持って行った)に行ったりしたので十分な世話が出来ませんでした。でも、ブナは強健な性格で9割がたは生き残っています。成長は十分とはいえませんが。

これからは私的第3次ブナブームを興したいと思っています。