どしゃ降りでもカッパ着て行くのだ

64歳のアルバイト生活(ブログ名変更考察中)

軽運送業について1

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もう一昨年になるのですけど、夏の暑い時期に東京で仕事をしていた時、赤帽さんの事業説明会に行ったのです。内容は大体知っていたので説明会自体はすんなり入ってきました。開業するかどうかは未定でしたが開業するには説明会に参加する必要があったのです。説明会には自分ただ一人でした。

半分くらいは開業するつもりでいたのですが、開業するにしてもネックは開業費用です。概算で250万円ほど必要ということでした。細かいところは忘れたのですが、加盟金と車両の購入費用、それと当面の生活費です。

加盟金や車輛費の金額は忘れたので後で調べて書きますが、当面の生活費というのは、仕事を始めてから3ヶ月くらいはまともに運賃が入ってこないのです。これは赤帽さんは赤帽という会社の社員ではなく、個人として(会社の場合もありますが)開業する個人事業主なのです。だから仕事はほぼ請け負いという形になります。自分の顧客が当初からいる場合は別ですが。

赤帽さんというのは会社ではなく組合なのです。独立した運送事業者の集まりなのです。だから正式には赤帽軽自動車運送組合といいます。

請負なので運賃が入ってくるのはまちまちです。燃料代だって自分もちですから開業当初は全く運賃がいただけず無収入で2~3ヶ月過ごさなくてはなりません。そのための金額も含まれているということです。

説明会の終わりに開業する時期を聞かれました。自分の予定としては開業するとしたら翌年の4月を過ぎた頃になると返答しました。赤帽さん側はできれば2~3月に開業して欲しいとのことでした。なぜかというと引越しの多いシーズンだからです。

引越しのシューズンはかなり大きな稼ぎ時です。この時期に開業するとロケットスタートが切れます。そしてもう一つ、引越しの運賃は現金支給です。頑張れば毎日数万円の現金が手に入ります。お金に苦労することはないしモチベーションも爆上げです。

引越しばかりやっていると引越しシーズンが終わったら、次の仕事を受けるにしても運賃が入るのはまた2~3ヶ月後なのでラグが生じますが、引越しシーズンの運賃を残しておけば何とかしのげます。だから2~3月に開業を進められたのです。

実はもう一つ理由があって、東京の赤帽さんも高齢化がすすんでいて引越しなどの力仕事ができる人材が不足しているとのことでした。そういわれても当時私は62歳だったので高齢化の一部じゃないかと思うのですが。

ということでかなり前向きに考えて開業費用をどうするかと悩んでいたのですが、結局は別の理由で開業できませんでした。

コロナです

帰郷していたので再度上京しなければなりません。世の中がこんな状態で上京して生活を一から組み立てるのはとても無理だと判断しました。高齢者の死亡率がかなり高いとの噂でした。情報も多岐に渡りどれを信じていいのやら。ワイドショーは連日恐怖をあおっているしほぼ高齢者の自分も命にかかわることなので、あまり人と交わることの無い田舎で過ごすほうが無難かなと思っていたと思います

まあ、テレビも新聞も見ないんですけどね。

 

ここで費用等を調べました。

開業にかかる費用を調べてみたのですが、加盟時に50万くらいいるみたいです。これは加盟金だけでなく行政手続きや研修費用などを含みます。それから自動車保険や貨物保険などの保険類、任意ですが車両保険などを加えると80万円くらいになります。

あとは車輛費ですが、これは車輛のタイプによって多少差があります。パネルバンの2WDで130万くらいのようです。合計で210万です

開業費を250万とすると差額の40万が当面の生活費ということになります首都圏在住の方ならギリなんとかなりそうですが上京してアパートを借りてとなると厳しい数字ですね。車輛はローンもリースも可能ですから一部ローンでという手もありそうです。

 

田舎から上京して赤帽さんをやるには300万円はかかりますね。

田舎で開業はありえません。田舎はキャパが知れているしめぼしいところは出入りしている赤帽さんがいるので横取りするわけにはいけないからです。横取りなんて書きましたが人間関係が出来上がっていることが多いので入りこむのは難しいし、同じ組合員同士ならなおさらです。

300万円を製作金融公庫で借りると5年払いで月5万円ほどになります。これに毎月の保険料2万円、ガソリン代5万円くらいが経費でしょうか。月に40万円の仕事をするとして、だいたい15%が斡旋料ですから、運賃収入は34万円、経費の12万円を引いて22万円ていうところでしょうか。

まあ、暮らせないことはないですね。

40万円の売上を上げられるかどうかですが、これは無理なく上げられるような気がします。軽運送業のお客さんは同業者という基本を守ればそんなに苦労することはないと思います。自ら顧客を開拓せず、同業者の下請けに甘んじるということです。

コロナのおかげというのは言い過ぎですが政策金融公庫の貸付もコロナ枠ができています。もちろんこれはコロナの影響で苦慮している企業向けの融資になりますが、私だって影響はかなり受けています。

派遣業に登録して細々と仕事をしていたのですが、コロナの影響で若い人たちの仕事が減ってきて、われわれシニア世代の人間が受けられていた仕事に若い人が降りてきているのだそうです。それで仕事は激減しています。派遣会社の人の話なので間違いないと思います。コロナのしわ寄せは確かにシニア世代を圧迫しています。

だから政策金融公庫で借りることができたなら東京行きもアリかなと思っています。

今日はこのへんで。

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