どしゃ降りでもカッパ着て行くのだ

64歳のアルバイト生活(ブログ名変更考察中)

身禊 阿波岐原(あはきはら)にて1

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しこめしこめは阿波弁ぽい

ほうほうの体で黄泉の国から逃げ帰ったイザナギの風体は、それはそれは汚いものでした。見た目だけではなく、心身共に黄泉の国の穢れにまみれていたのです。

「吾(あ)は醜(しこ)め醜めき穢(きたな)き国に至りてありけり。かれ吾は御身(おおみま)の禊(はらへ)せむ」

俺はなんて穢い国に行ってきたのだろう。まず自分の体を清めなければならない。

まあ、こんな意味なのでしょう。

ここに「醜め醜め(しこめしこめ)」という言葉がありますが、阿波弁の独特な言い回しに、強調する言葉を2度繰り返すというのがあります。以下のようなものです。

  • 「いけるいける」大丈夫大丈夫の意。
  • 「まけまけ」器がいっぱいでまけそうの意。
  • 「しわしわ」ゆっくり慎重にの意。

本文中の「しこめしこめ」なんかは、私は阿波弁らしいと思います。

 

竺紫の日向の橘の小門の阿波岐原

イザナギは上記のようにつぶやいて、「竺紫(つくし)の日向(ひむか)の橘の小門(おど)の阿波岐原(あはきはら)」というところで禊をします。

頭に「竺紫(つくし)」とありますので、多くの人は「筑紫」である、九州のことだと決め付けていますが、九州ではありません。

日本書紀には「筑紫」と書かれているそうですが、日本書紀は国外に向けて書かれた歴史書と聞きます(どっかで読んだ)。外向けに書かれていることはすなわちフェイクです。

実際の位置などは、重要機密事項であったと思います。禊をする聖なる場所であり、三貴神のお生まれになった場所ですから。

古事記以降の日本の歴史を考えても、阿波が古事記の舞台であることを隠す方向に力が動いているのは明らかです。隠されているということは、真実は日本国のどこかに存在するということであり、それを守秘している何者かが存在するということだと思います。

というような理由で、私は九州ではないと踏んでいます。九州はスケープゴートなんですね。申し訳ないですが・・・。

それでは、どこかということですが、

  • 竺紫(つくし)は?ですが、着き至るみたいな意かも。紀伊水道に行き着いたということ。
  • 日向(ひむか)は日に向かう側なので、四国の東海岸です。
  • 橘の小門(おど)は、現阿南市の橘湾。
  • 阿波岐原(あはきはら)」阿波から分かれた原ということで、中洲的な場所。

この中で小門(おど)は日本書紀では小戸となっているようですから、同じものと考えます。小門も小戸も港を指しているのではないかと思います。門も戸も出入りする場所ですから。

瀬戸という言葉があります。瀬戸内海の瀬戸ですね。瀬戸は「相対した陸地の間の、特に幅の狭い海峡。」という意味です。小門も小戸も類似した表現なのだと思います。

地図をみると小勝島あたりが怪しいですが、当時存在したのでしょうかね。

徳島県東部,橘湾内最大の島で無人島。阿南市に属する。面積 0.83km2。阿波松島と呼ばれる多くの島の1つで,室戸阿南海岸国定公園に属する。かつては海賊の島,阿波水軍の根拠地であった。

小勝島(こかつしま)とは - コトバンク

小勝島だけでなく、周辺の島々も海賊の根城であったようです。海賊は海人族の系列でしょうから。このあたりも、伊つ面と呼ばれた地域に違いありません。

イザナギはこの地で身禊を行い、多くの神さまを産むことになります。つまり、黄泉の国から帰還したイザナギはこの地にしばらくは根を張って治めていたということだと思います。