どしゃ降りでもカッパ着て行くのだ

64歳のアルバイト生活(ブログ名変更考察中)

火の鳥・猿田彦とウズメ

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猿田彦と火の鳥

先日、大麻比古神社行を書いていた時、お祭りされている猿田彦神についてすこし思い出したりしていたのですが、猿田彦といえば「火の鳥」だなと思ってしまうのです。

「火の鳥」は故手塚治虫大先生の代表作ともいえる漫画で、私の生まれる前から書かれていて、現在でも色んなメディアに増殖を続けています。

現に、淡路島のテーマパーク、ニジゲンノモリでは「ナイトウォーク火の鳥」というアトラクションが催されているようです。

「ナイトウォーク 火の鳥」は、手塚治虫氏の「火の鳥」の世界感を題材にしたストーリーを追いながら、全長約1.2kmの暗い森の中を自らの足で歩いて体験するアトラクションです。本アトラクションのストーリーは、手塚 眞氏が監修したここでしか見ることのできないオリジナルのものです。

このストーリーと世界感を、クリエイティブ集団NAKEDの代表である村松亮太郎氏が、最新テクノロジーを駆使し新たな手法で演出をした、新感覚アトラクションです。

ニジゲンノモリ

近いので一度行ってみたいとは思うのですが、ジジイが一人で行くのはなんとも・・・。

誘えるような友人も無く、嫁様になんぞ話したら「ナニソレ」と鼻で笑われるだけです。

 

火の鳥の猿田彦で記憶にある疑問点

  • 猿田彦は何かの罰で大きな鼻と異相を与えられた。
  • 猿田彦はウズメという女と結婚した。
  • 猿田彦はお茶の水博士の先祖なのかまた子孫なのか。

何かの罰のについては思い出せません。

ウズメというのは天鈿女命(アメノウズメノミコト)がモデルなんでしょうけど、征服者の目にとまらないように、醜女の化粧をして征服者を欺き、猿田彦と暮らした云々。

御茶ノ水博士については御茶ノ水博士の兄弟か従兄弟の先祖(子孫)という設定であった。というのをどこかのブログで読んだ記憶があります。

ウチにも1970年と1971年のCOMがありますが、1970年は「鳳凰編」、1971年は「復活編」が掲載されています。

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「鳳凰編」の猿田彦は我王という名の元盗賊の仏師で登場します。

「復活編」は、ロビタというロボットを救う猿田博士という人物です。

疑問については手持ちの雑誌だけではわかりません。ネットで検索すれば分かるのでしょうけど、それじゃあつまらないので、漫画を手に入れて読んでみたいと思います。

まずは「黎明編」でしょうか。未完となっている漫画少年の「火の鳥」にも猿田彦は出てくるそうです。まずはそれからかな。

 

アメノウズメのルンバ

神話においても、猿田彦と天鈿女命(アメノウズメノミコト)は夫婦であったという説があるようです。

天津神の天鈿女命(アメノウズメノミコト)と国津神の猿田彦が何故、夫婦となったのかの下りも知りません。これもこの後調べます。

アマノウズメノミコトといえば、天照大神(アマテラスオオミカミ)がお隠れになった岩戸の前で、エキセントリックな踊りを披露して、天照大神(アマテラスオオミカミ)を岩戸から誘い出した方ですが、猿田彦の前でも踊った?とかの記憶があります。

このこととお二人の婚姻が関係あるのでしょうか?これも調べます。教えないで。

全然話が違うのですが、「アメノウズメのルンバ」という楽曲が昔流行ったのです。これが思い出せない。

猿田彦とは別口で調べたことがあるのですが、アーティストと発表年は分かるのですが、肝心の歌詞が出てきません。

アメノウズメのルンバ / グルーパーズ(1970)

出だしはこうです、

むかしむかしのおはなしですよ にほんこくじゅう**で みんな**していたよ

思い出せないって気持ち悪いですね。1970年といえば中学生くらいなので、たぶん扇情的な歌詞で、少年には刺激的なものだったのではないかと想像します。違うかな。

 追記 2018年6月6日

歌詞が判明しました!! 歌詞は判明したのですが、残念ながら著作権の関係で書き出すことができません。ぜひ検索してみてください。

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画像は荒立神社本殿(拝殿?)宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井667

 

アメノウズメノミコト

アメノウズメノミコトといえば、天岩戸のお話でしょうか。

アマテラスオオミカミは弟神スサノオノミコトのあまりの傍若無人な振る舞いにほとほと困り果て、天岩戸に閉じこもってしまいます。

アマテラスオオミカミは太陽神ですから、世の中は真っ暗になってしまいました。硬く閉ざされた天岩戸の扉はビクともしません。

この時に天岩戸の前で乳房から女陰まで放り出して、面白おかしく舞を踊ったのがアメノウズメノミコトです。神様たちは大笑い。

アマテラスオオミカミは自分が隠れて大変なことになっているだろうと思いきや、外では大爆笑のお祭り騒ぎです。

不信に思い少し扉を開けたところをアメノタジカラオノミコトが、その怪力で天岩戸の扉をこじ開けて、アマテラスオオミカミを外界に引っ張り出したのです。 はしょっていますがだいたいこんなところでしょう。

「槽伏(うけふ)せて踏み轟こし、神懸かりして胸乳かきいで裳緒(もひも)を陰(ほと=女陰)に押し垂れき。」 つまり、 アメノウズメがうつぶせにした槽(うけ 特殊な桶)の上に乗り、背をそり胸乳をあらわにし、裳の紐を股に押したれて、女陰をあらわにして、低く腰を落して足を踏みとどろかし(『日本書紀』では千草を巻いた矛、『古事記』では笹葉を振り)、力強くエロティックな動作で踊って、八百万の神々を大笑いさせた。その「笑ひえらぐ」様を不審に思い、戸を少し開けた天照大神に「あなたより尊い神が生まれた」とウズメは言って、天手力雄神に引き出して貰って、再び世界に光が戻った。
こんなところから、アメノウズメノミコトは芸能の神さまになっています。
 

火の鳥黎明編前半

古本屋で「火の鳥」を探したのですが、ほぼありません。1冊あったのですが、「黎明編」ではなくて、しかも結構高額。古本屋は諦めました。
amazonで探してみると、「火の鳥1」というのがKindle版99円で売られています。とりあえずこれをダウンロード。してみました。
火の鳥 1

火の鳥 1

 
お話は途中までなのですが、猿田彦が罰を受けて鼻が巨大化した理由が分かりました。猿田彦の大きな鼻は、早い段階で大きくなっていたのですね。
ただ、私が記憶していた、子々孫々まで背負うような罪ではなかったです。この後、別の展開があるのでしょうか?
簡単なお話はこうです。ネタバレ注意(アトガキ)
女王ヒミコの命でクマソの国征伐に出かけた猿田彦は、先に潜入していた男の手引きによりクマソの国を襲い、ある姉弟を除いて老若男女、はては赤ん坊まで皆殺しにします。生き残った弟ナギの方は猿田彦に矢を射掛け、矢は猿田彦に刺さるのですが、兵に捕まってしまいます。
赤ん坊まで殺した猿田彦ですが、何故かナギを助け、自国に連れ帰り一緒に暮らします。暮らしているうちに、猿田彦はナギを実の息子のように思い始めます。ある日、ヒミコにナギといるところを目撃され、ヒミコはその場で猿田彦にナギを殺すよう命じるのですが、猿田彦にナギは殺せません。
ヒミコの弟スサノオに助けられてその場は難を逃れるのですが、その後、ナギはヒミコの命を狙い、矢を射掛けますが失敗。激怒したヒミコは猿田彦を捕らえ、まだら蜂の穴に猿田彦を投獄。まだら蜂に刺された猿田彦は全身ボコボコですが、特に鼻が大きく腫れ上がります。猿田彦をまだら蜂の穴に放り込んだことに怒ったスサノオが酒を飲んで大暴れします。
スサノオの大暴れに困ったヒミコは、スサノオを殺すように兵に命じるのですが、その時に日食がおこります。日食に恐怖したヒミコは岩戸に閉じこもります。その闇に乗じてナギは猿田彦をまだら蜂の穴から救い出し、故郷のクマソの国に逃亡します。
マンガの設定ですから、いろいろごちゃ混ぜになっているのでしょうけど、猿田彦は猿田彦の名で登場します。
猿田彦はヒミコの防人です。ヒミコの弟がスサノオですから、ヒミコはアマテラスオオミカミであるとして、アマテラスオオミカミは天津神、猿田彦は国津神ですから主従関係にあるのは変ですね。
猿田彦がクマソの国の住民を皆殺しにする話は、あまり日本的ではないように思います。旧約聖書などには、ことごとく殺しつくす的な場面がありますが、日本人はそんなことしないよなとか思うのです。
ただ、ヤマトタケルのお話なんかでは、結構卑怯な手段を当たり前のように使っています。この時代は卑怯の概念がなかったのでしょう。
前にも書いたように、猿田彦が自らだけでなく、その子々孫々まで背負うような贖罪が出てきません(あったとしたらですが)クマソの国の皆殺しが理由だとするには、お話の流れ上ちょっと弱いかなと思います。
この後、何かあるのでしょうか?それとも無いのかな。
 

騎馬民族征服王朝説

東北ユーラシア系の騎馬民族が日本に進出し、ヤマト朝廷を立てたというのが騎馬民族征服王朝説です。

若い頃、新書サイズの本で読んだことがあり、それが、歴史学の本であったか、騎馬民族征服王朝をモチーフにした小説であったかは忘れました。それが頭の中に残っていて、昨今の古代史を読むようになって、ほぼ、否定されていることを知りました。

手塚治虫大先生のcom版「火の鳥、黎明編」が連載されたのは昭和42年。同年、当時東大名誉教授だった江上波夫先生が、中公新書より「騎馬民族国家―日本古代史へのアプローチ」を刊行されました。そ

の影響を受けたのか、「火の鳥、黎明編」では後半に、ニニギの命が馬に乗った征服者として登場します。ニニギと共にウズメも登場しますが、ウズメは天孫族ではなく、ニニギに征服され奴隷となった身分です。

 

火の鳥黎明編後半

火の鳥の2巻は黎明編の後半、黎明編は完結します。猿田彦の運命はどうなるのでしょうか。ウズメは登場するのでしょうか。

火の鳥 2

火の鳥 2

 
簡単なお話はこうです。ネタバレ注意(アトガキ)
クマソの国を追われた猿田彦とナギはマツロの国へ向かいます。途中、見たこともない馬という動物に乗った兵に出くわし、戦いになります。兵は倒したのですが、後から現れた大群に捕まります。その王がニニギでした。ニニギは猿田彦とナギに、奴隷になるなら命だけは助けてやると言いますが猿田彦は断ります。
猿田彦とナギが殺されようとしたとき、皆の笑いものになるほど醜いウズメという女がニニギに命乞いをします。ウズメは猿田彦と夫婦になるというのです。兵たちは大爆笑です。皆はこの世で一番醜い女と夫婦になる猿田彦を笑いものにしたのです。猿田彦は嫌がりますが、ウズメにナギも殺されると言われ、しぶしぶ承知します。
皆の笑いものになりながら夫婦の式を終えた猿田彦は、化粧を落としたウズメを見て驚愕します。そこには絶世の美女が立っていたからです。ウズメはニニギから身を守るためにワザと醜い化粧をしていたのです。
ニニギはヒミコの国を征服に向かいます。猿田彦は自国に帰り、ニニギと戦いたいのですが、ニニギはその隙を与えてくれません。ウズメは自分が隙をつくるから逃げるように猿田彦に言い、ニニギの前で醜い化粧を落とします。ニニギはウズメが絶世の美女であることに驚き、その隙をついて猿田彦は逃亡し、自国に逃げ込みます。
猿田彦とナギはニニギと戦うのですが、敗れて二人とも死んでしまいます。ニニギはウズメを手に入れようとしますが、ウズメは猿田彦の子を身篭っており、殺すなら殺せとニニギに言い放ち、ウズメは去ります。ニニギはウズメを殺すことができず見送るだけでした。
これで疑問であった、「猿田彦はウズメという女と結婚した。」というのは思っていた通りでした。意外と覚えているもんですね。
黎明編で猿田彦は死にますが、ウズメの妊娠で猿田彦の子孫は確保されたわけです。後天的に大きな鼻になった猿田彦の子孫の鼻が大きいのが解せませんが、マンガなので、まあよしとしましょう。
それから、猿田彦の子々孫々まで影響するような贖罪は出てきませんでした。おかしいですね。
猿田彦とウズメだけを追っているのではしょっていますが、他の人のドラマも描かれています。
何十年かぶりで「火の鳥、黎明編」を読んだのですが、やはり、よくできたスケールの大きいお話ですね。シリアスな内容を面白おかしく書くマンガって、現在もあるのでしょうか。こんなことできるのは手塚治虫大先生だけですね。
疑問の3つのうち、2つが黎明編で解決してしまいました。
後は、御茶ノ水博士が猿田彦の子孫かどうかですが、これは現在発売されている版からは削られているという話もあり、マンガの中で確認することができないかもしれません。
いずれにせよ、せっかくの機会ですから、全編ボチボチと読み進めていきたいと思います。